Cocoa Emacsの近況

Cocoa Emacsになってからどうにもinline patchの調子が悪く、日本語入力時にしょっちゅうクラッシュしていた。 これはもうinline patchなしの方がましなのでは?と思って素のEmacsをビルドしてみることに。

どうせ素でビルドするなら新しい方がいいので、23.3のpretestである23.2.90を選択。 先端にしなかったのはbazaarがめんどくさいので・・・

手順はいつも通り。 ftp://alpha.gnu.org/gnu/emacs/pretest/emacs-23.2.90.tar.gz からソースパッケージを落として

./configure --with-ns --without-x
make bootstrap
make
make install

でnextstep/Emacs.appをApplicationsへ。 動かしてみたけど、モードラインにIMEステータスが出ないだけで、特に日本語入力や表示に問題はなし。 ただし、シフトキーがEmacsに取られてしまい、記号などが入力できない不具合がある。 幸い、カヤックの中の人がパッチを作ってくれているので、github https://github.com/typester/emacs/downloads から頂く。ついでにフルスクリーンパッチも当ててみる。

patch -p1 < ../feature-fullscreen.patch
patch -p1 < ../fix-shiftmodifier-with-ime.patch
./configure --with-ns --without-x
make bootstrap
make
make install

若干古いパッチだけど問題なく当たった。動作も問題なし。 フルスクリーンは -x ns-toggle-fullscreen で切り替わる。なかなか快適。 Dockやメニューも表示されるし。iTermのフルスクリーンだとされないんだよね… あとは縦分割できるTerminalがあれば完璧なんだけど。 デフォルトのTerminalを大きくしてtscreenで分割してるけど、重いんだよね。